バサラというタイトルを聞くと別な有名タイトルの漫画が有名ですが、こちらのBASARAはフラワーコミックスの少女マンガに1990年代に出ていたものです。
当時この漫画を追いかけていた人には、なかなか他にはないタイプの漫画だったかと思います。
この物語の主人公は運命の子どもとして生まれた双子の兄妹の妹、更紗(サラサ)です。
時は20世紀末、王を中心とした4人の王の実子が支配する文明の滅んだジパングが舞台です。
この舞台設定では日本が舞台になっていて、日本らしい名前の村や出てきて戦国時代を思わせるような設定になっていて時代劇ものが好きな人にはワクワクする設定です。
圧政に苦しんでいる民を救ってくれる存在として双子の兄は運命の子供「BASARA」として育てられていました。
更紗はそんな兄の陰で育ちます。
普通なら更紗は卑屈に育ってしまいそうですが、周囲の助けもあって双子の兄を尊敬しつつ立派に育っていきます。
読んでいた当時はどうして卑屈にならずにいられるのか不思議な気もしていました。
15歳になったある日、バサラはその地域を統率する「赤の王」率いる赤の軍に引きずり出され首をはねられて殺されてしまいます。
村人ごと村を焼き払おうとする赤の軍に対抗するため立ち上がったのが、運命の双子の妹である更紗なのです。
かわいらしい、大人っぽい恋愛ものが多かった少女コミックの中でも異色であったためかこの漫画は私の心にしっかりと残っています。
彼女は赤の王への憎しみを抱きながらもその自分自身の憎しみに苦しむことにもなるのですが…。平和な国を作るというのはどういうことなのか、争いをするということがどうくことなのか10代だった自分たちの心にグサグサと突き刺さってくる内容でした。

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