この作品は1988年に発売された氷室京介のソロデビューアルバムです。

現在も人気が高く、伝説のバンドと言われる『BOΦWY』のボーカリストだった彼が、バンド解散の約半年後、早くも動き出しました。

後にレコード大賞を獲るソロデビュー曲『ANGEL』を含む全11曲で構成されたアルバムです。

バンド絶頂期での解散を経て、ソロになった彼の苦悩と遊び心に満ちた素晴らしいアルバムです。

ダニエル・キイスの著書『アルジャーノンに花束を』に感銘を受けたそうで、アルバムタイトルにその名前を冠し、4曲目には『DEAR ALGERNON』という楽曲も収録されています。

現在に至るまでのソロ作品の出発点である本作品は、多方面へのアプローチがされており、まだ作風に『氷室京介らしさ』があまり感じられません。

しかし、それゆえにバリエーション豊富で、シンプルな4ピースバンドの音とは一線を画す内容です。

深夜まで仕事をして、疲れて帰る車の中、運転しながら聴くと、ピアノが心地よく癒してくれる『ALISON』や、悩み迷う自分の背中を押してくれるような『SHADOW BOXER』など、後年の楽曲よりも、ストレートな純粋さが感じられます。

流石に30年近く前の作品なので、アレンジは古さを感じるものもありますが、セルフカバーで新しくなった楽曲もありますし、当時の息吹を感じるのも良いと思います。

一度は、聴いてみてほしい素晴らしいアルバムです。

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